2004年6月議会
青年の雇用・就職難問題
2004年6月11日 倉元 達朗 議員
日本共産党の倉元達朗議員は11日、福岡市6月議会の一般質問で、青年の雇用・就職難問題について質問しました。
福岡市の青年完全失業者数は2万人、十五歳から24歳までの失業率は9.2%。今春卒業の高校生の採用は福岡、福岡シティ、西日本の三銀行などでゼロと、地元大手企業は採用を抑制。福岡大学の就職率も54.4%と深刻です。
倉元議員は「就職活動がうまくいかず、悩み、幻聴で医者にかかるまで精神的に追い詰められている」と市内女子学生の例をあげ「青年が苦しんでいる今、自治体として応える責務がある」と述べ、地元主要企業に対して採用枠拡大を要請すべきと迫りました。また、市立高校進路指導員の増員を要求。教育、福祉・医療、環境、防災の充実による市職員の採用増を求めました。
山崎市長は、青年の就職が厳しいことは認めましたが「庁内推進体制を早急に立ち上げる」と述べるにとどまりました。
傍聴した約十人の民青同盟員の一人(学生)は「自分たちの声がそのまま質問されていたようで、うれしくなりました。共産党の議員団の重要性を感じます」と話していました。